ynkby's blog

正しく考えるというのは難しい

トヨタがヨーロッパで勝つには

魂の経営 コダックがつぶれたのに、富士フイルムは生き残った。昨今、日本の家電メーカーがガタガタになり、日本企業のマネジメント能力が疑問視されている中、古森は、富士フイルムの商売替えを成功させた。なぜ富士フイルムは性交できたのか。それを知るに…

法人税減税の前に 『源泉徴収と年末調整』

源泉徴収と年末調整―納税者の意識を変えられるか (中公新書) 作者: 斎藤貴男 出版社/メーカー: 中央公論社 発売日: 1996/03 メディア: 新書 購入: 3人 クリック: 21回 この商品を含むブログ (4件) を見る 日本では、1940年に源泉徴収制度が始まった。戦争に…

天皇が伏見の酒を旨くする 『士魂商才』

士魂商才 : 続・酒通入門 宇治田福時著 玉乃光を率いる筆者は、伝統文化としての日本酒を復興させようとしている。そのためには伝統文化を知る必要がある。日本の伝統文化なのだから、まず日本を愛する愛国心を持っていなければ、それがわかるはずもない。そ…

なぜ日本ではえらくなる程無能になるのか 『アーロン収容所』

アーロン収容所―西欧ヒューマニズムの限界 (中公新書 (3)) 作者: 会田雄次 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 1962/11 メディア: 新書 クリック: 14回 この商品を含むブログ (18件) を見る 筆者は、戦時に兵隊にとられ、ビルマで敗戦を迎え、戦勝国イギ…

記紀神話を超えて男尊女卑を超える

言霊とは何か - 古代日本人の信仰を読み解く (中公新書) 国生みの神話というものがある。伊邪那岐と伊邪那美とで日本を生んでいく話しだ。最初は、伊邪那美が、なんて立派な男なんでしょうと声をかけ、次に伊邪那岐が、なんて立派な女なんでしょうと声をかけ…

クールジャパンの再定位2 『言霊とは何か』

言霊とは何か - 古代日本人の信仰を読み解く (中公新書) 作者: 佐佐木隆 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2013/08/25 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 言霊を、言葉自体が持つ霊力と考えるのは、幕末とか明治ころから広まった国粋…

もっとモット 『世界で勝負する仕事術』

世界で勝負する仕事術 最先端ITに挑むエンジニアの激走記 (幻冬舎新書) 作者: 竹内健 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2012/01/28 メディア: 新書 購入: 24人 クリック: 555回 この商品を含むブログ (48件) を見る 筆者は、東芝に入り、フラッシュメモリの…

和の精神とホンネとタテマエは何か 『日本における朝鮮少数民族』

日本における朝鮮少数民族―1904年~1950年 作者: エドワード・W.ワグナー 出版社/メーカー: 竜渓書舎 発売日: 2009/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 日本といえば和である。平和主義が根強いのも、その一つの現れかもしれない。とはいえ、そ…

なぜ「おさわがせして申し訳ない」というのか 『クレーム対応の基本がしっかり身につく本』

[ポイント図解]クレーム対応の基本がしっかり身につく本 (中経出版) 作者: 舟橋孝之 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版 発売日: 2014/04/10 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 「クレーム」を定義してないのが気になるが、気分を害してい…

研究棟の作り方 『魂の経営』

魂の経営 作者: 古森重隆 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2013/12/06 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 本書の著者は、富士フイルムを、デジタルの到来で需要がなくなった写真フイルムから商売替えさせ、成功させた人である。手持ち…

契約社会とは 『タテ社会の人間関係』

タテ社会の人間関係 (講談社現代新書 105) 作者: 中根千枝 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1967/02/16 メディア: 新書 購入: 5人 クリック: 56回 この商品を含むブログ (60件) を見る 契約社会とはどんな社会か。契約書を作らないと何も認めない、人を信用…

靖国信仰現状 『天神信仰』

天神信仰 POD版 (民衆宗教史叢書 第 4巻) 作者: 村山修一 出版社/メーカー: 雄山閣 発売日: 2007/10 メディア: ? この商品を含むブログを見る 本書は、大正期から昭和にかけて、菅原道真と北野天満宮について書かれた、色んな人の論文を集めたものである。 …

日本で成果給はムリ 『タテ社会の人間関係』

タテ社会の人間関係 (講談社現代新書 105) 作者: 中根千枝 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1967/02/16 メディア: 新書 購入: 5人 クリック: 56回 この商品を含むブログ (60件) を見る 本書は社会人類学的に日本の人間関係の在り方を特徴づけ、それをタテ社…

日本語は和の精神に合う言葉 『日本語と外国語』

日本語と外国語 (岩波新書) 作者: 鈴木孝夫 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1990/01/22 メディア: 新書 購入: 3人 クリック: 12回 この商品を含むブログ (30件) を見る 議論をするとき、日本語より英語でしゃべる方が明解になるという感覚を持つ人がいる…

クールジャパンの再定位 『小泉純一郎 ポピュリスムの研究』

小泉純一郎 ポピュリズムの研究―その戦略と手法 作者: 大嶽秀夫 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2006/11 メディア: 単行本 クリック: 24回 この商品を含むブログ (16件) を見る 小泉は自民党をぶっ壊すと言って、党内反対派をばっさばっさ切り捨て…

強いと勝つ~横綱を超える宮本武蔵~ 『勝ち続ける意志力』

勝ち続ける意志力 (小学館101新書) 作者: 梅原大吾 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2012/04/02 メディア: 新書 購入: 24人 クリック: 449回 この商品を含むブログ (69件) を見る 勝ち続けるとは、一敗もしないということではない。勝っても負けても動じず…

権利と和 『権利のための闘争』

権利のための闘争 (岩波文庫) 作者: イェーリング,Rudolf Von Jhering,村上淳一 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1982/10/16 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 42回 この商品を含むブログ (29件) を見る 日本は法治国家であると言われたり、法の支配が…

お茶漬け日本に法の支配はムリ 『日本人の法意識』

日本人の法意識 (岩波新書 青版A-43) 作者: 川島武宜 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1967/05/20 メディア: 新書 購入: 13人 クリック: 78回 この商品を含むブログ (62件) を見る 日本は法治国家であるとか、法の支配があったりすると言われるが、そうで…

なぜ人種差別的観点から日本史を語れないのか 『黄禍論と日本人』

黄禍論と日本人 - 欧米は何を嘲笑し、恐れたのか (中公新書) 作者: 飯倉章 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2013/03/22 メディア: 新書 この商品を含むブログ (4件) を見る 黄禍論とは、中国と日本が結託して欧米をアジアから駆逐するといった感じの…

隠居制度を再考せよ 『マックス・ウェーバー入門』

マックス・ヴェーバー入門 (岩波新書) 作者: 山之内靖 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1997/05/20 メディア: 新書 購入: 11人 クリック: 43回 この商品を含むブログ (53件) を見る マックス・ウェーバーという社会学者がいた。彼は何を考えていたのか。 …

なぜ安倍さんはなかなか決めないのか 『忘れられた日本人』

忘れられた日本人 (ワイド版 岩波文庫) 作者: 宮本常一 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1995/02/16 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログ (4件) を見る 著者は民俗学者。日本の村々をフィールドワークしてた。本書は西日本の…

最近、日朝外交がニュースになっていたが 『北朝鮮現代史』

北朝鮮現代史 (岩波新書) 作者: 和田春樹 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2012/04/21 メディア: 新書 クリック: 8回 この商品を含むブログ (7件) を見る 平岩俊司の『北朝鮮』が、北朝鮮が国際環境の変化にどう対応してきたかという視点なのに対し、本書…

宮崎駿はサン・シモン的ノスタルジー 『シトロエンの一世紀』

シトロエンの一世紀―革新性の追求作者: 武田隆出版社/メーカー: グランプリ出版発売日: 2013/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る シトロエンの特徴は、前衛・革新的な量販実用車にあるという。確かに、前衛的でエキセントリックなイメージ…

ルパン三世が人気あるのは 『出発点〔1979~1996〕』

出発点―1979~1996作者: 宮崎駿出版社/メーカー: スタジオジブリ発売日: 1996/08メディア: 単行本購入: 16人 クリック: 157回この商品を含むブログ (46件) を見る 本書は、宮崎駿がいろんなところに書いた文章や対談がたくさん載っている。宮崎駿研究者には必…

なぜ2002年ワールドカップは日韓共催になったのか 『北朝鮮』

北朝鮮――変貌を続ける独裁国家 (中公新書)作者: 平岩俊司出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2013/05/24メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見る 本書は、日本が朝鮮半島から退去した後から、今年の四月頃までの北朝鮮を扱う。小国である北朝鮮…

なぜあそびが大事といくら言っても説得力がないのか 『古事記の宇宙』

古事記の宇宙(コスモス)―神と自然 (中公新書)作者: 千田稔出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2013/03/22メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る あそびについての評価は分かれている。まじめだけではだめで、潜在力を最大限発揮するには、例え…

カローラの原点回帰 『2013年版間違いだらけのクルマ選び』

2013年版 間違いだらけのクルマ選び作者: 徳大寺有恒,島下泰久,穂積和夫出版社/メーカー: 草思社発売日: 2012/12/12メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 5回この商品を含むブログ (2件) を見る 本書は、2011年12月に出たので、2011年のクルマ界の状…

なぜ日本でアニメが栄えたのか 『督促OL 修行日記』

督促OL 修行日記作者: 榎本まみ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/09/22メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 83回この商品を含むブログ (30件) を見る カードを使ったがカード会社にお金を払ってない人に電話をかけ、払っておくれと伝える。カード会社…

嘘をつかない嘘 『言語学の教室』

言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学 (中公新書)作者: 野矢茂樹,西村義樹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2013/06/24メディア: 新書この商品を含むブログ (9件) を見る 新聞・雑誌が事件を伝えるとき、ある情報を書かなかったため、大きく印象がかわ…

弁慶 残業 OMOTENASHI 『日本倫理思想史』

日本倫理思想史(二) (岩波文庫)作者: 和辻哲郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/06/17メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (6件) を見る 和辻哲郎は、日本に広まった倫理の一つとして、献身の道徳を挙げる。それが典型的に表…