ynkby's blog

正しく考えるというのは難しい

便利なコンビニは何が便利なのか

20年後のリテールを考えてみよう

 

本ブログは、スーパーとコンビニを比較する。コンビニの方が、距離が近いし、店舗がコンパクトだ。特にブログで強調されているのは店舗の広さだ。毎日の決まったものを買うのには、スーパーでは広すぎて移動が大変なのだ。ということで、毎日の買い物はコンビニですまし、数日に一回、コンビニに売ってない物をスーパーに買いに行くというスタイルに変化したという。

 

最寄品のお店の変遷を、大雑把に、商店街→スーパー→コンビニだとすると、コンビニは二つのわずらわしさを除いたということになる。

 

商店街からスーパーへ消費者が動いたとき、お店の人との人的な付き合いがわずらわしさの回避も原因のひとつではないかと指摘された。人と人とのつながりがなくなっちゃったけどこれでいいのかねと。人間関係は大事かもしれないが、わずらわしいといえばわずらわしい。このわずらわしさが第一点。

 

そして、コンビニによって解消された、遠さと広さ。これが第二点。しかも、人的付き合いのなさはスーパーと変わらず、維持されている。全然わずらわしくない。これがコンビニが好かれる理由か。

 

コンビニもスーパーも最寄品を買うために行くのだろうが、事実上、コンビニで扱う最寄品とそうでないものとに分かれ、消費者はスーパーを後者を買う目的のみに使用するようになってきているのかもしれない。コンビニという業態によって生まれた、コンビニ型最寄品とスーパー型最寄品の分化とでも言おうか。